海をひとつ越えて、時間の流れが変わる島へ
バリ島から東へ、ロンボク海峡を越えた先に浮かぶ「ロンボク島」。飛行機ならバリ島から約50分。それほど近くにありながら、空港を出て島を走り始めると、どこか時間の流れが違うことに気づきます。椰子の木が揺れる海岸線、遠くに見える山々、道沿いの小さな村。インドネシアの島を旅する、素朴な楽しさが今も残っています。
バリ島との間には、生物地理学で知られる「ウォレス線」が通り、海峡を隔てて動植物の分布も変化します。文化にも違いがあり、バリ・ヒンドゥーの文化が色濃いバリ島に対し、ロンボクではササックの人々が暮らし、イスラム文化が島の日常を形づくっています。海をひとつ越えただけで、自然も、人々の暮らしも少し違って見える。その距離の近さも、二つの島を続けて旅する面白さです。
西海岸のスンギギ、サーフカルチャーと国際サーキットで知られる南部のクタ/マンダリカ、ギリ三島を沖に望み、上質なリゾートが点在する北部のシレ/メダナ周辺。滞在する場所によって島の表情は変わりますが、ロンボクで過ごしていると、いつの間にか予定を詰め込む必要がないことに気づきます。
朝は海を眺めながらゆっくり朝食をとり、暑くなれば海へ入り、木陰で休み、夕方になったらまたビーチへ。日本ではまだほとんど知られていない小さなリゾートの目の前に、驚くほど青い海が広がっていることもあります。誰もが知る場所を目指すのではなく、自分だけの一軒を見つけ、何日か暮らすように過ごす。予定を埋めるのではなく、何もしないために旅をする。そんなヴァケーションが、ロンボクにはよく似合います。

HOLIDAY IN LOMBOK
海をひとつ越えて、ロンボクへ

海を越えると、自然の表情も変わる

まだ知らないリゾートで、海を独り占め

ホテルそのものを、旅の目的に

一日の終わりまで、外で過ごす

波のそばに、サーキットがある
