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ジャカルタ、ジョグジャカルタ、ブロモ研修体験記 #6〈サンライズブレックファスト、ジョグジャカルタ~スラバヤ電車旅〉

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2025年5月30日~6月5日にかけてプラタラン×ガルーダ・インドネシア航空ジョグジャカルタ&ブロモメディアツアーへ参加してきました。 今回はプラタランシャイレンドラでのサンライズブレックファスト、ジョグジャカルタ~スラバヤ間の電車旅の様子をお届けいたします。
時刻は午前4時。まだ夜が明けていない中、私たちはプラタランに用意して頂いたバンに乗って山を駆け上がります。到着したのは「プラタラン シャイレンドラ」です。

標高650mのところにあるこのプラタランシャイレンドラは、上からボロブドゥール寺院をはじめ、ジョグジャカルタの街を一望できるほか、朝はムラピ山の頭から昇るサンライズを楽しむことが出来ます。営業時間が5:00~20:00となっているので、朝食だけでなく、ランチ、ディナーを楽しむことが出来ます。今回はサンライズを見ながらのブレックファストというプランでしたが、ジョグジャカルタの山々に囲まれながら最高のロケーションで食事をお楽しみ頂けるレストランになっています。

レストランの入り口

テラス席だけでなく、室内でも食事を頂けます

徐々に街の明かりがともり始めます

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山の麓からは、アザーン(イスラームの礼拝を知らせる呼びかけ)が聞こえてきます。
このレストランでは屋外のテラス席にて食事を頂けるほか、室内にもレストランがあるので、天候に左右されずにお食事をお楽しみ頂けます。

日の出を今か今かと待ち続けます。だんだんと明るくなっていくジョグジャカルタの街を見渡していると、遠くでニワトリの鳴き声が聞こえてきます。
マリオボロ通りやクラトンといった、ジョグジャカルタの中心部の雰囲気とは打って変わり、ボロブドゥール寺院周辺は大きな山に囲まれた、自然豊かな場所です。
ジョグジャカルタの自然を全身で感じていると、だんだんと辺りが雲に包まれてきました。
気づいたときには辺りは真っ白で、さっきまで見えていたジョグジャカルタの街は見えなくなってしまいました。
もしかしたら今日はこのまま曇って、朝日が見られないかもしれないと思っていると、すごい速さで雲が動いていきます。あっという間にまた目の前が開けてきました。やはり自然の力はすごいなと感じていると、ムラピ山の後ろがだんだんとオレンジ色に染まっていくのがわかりました。

街の明るさと一緒に空もだんだんと明るくなっています

あたりが雲で覆われていきます

気が付けば雲は足もとに。雲海が広がり、ムラピ山の上には朝日が昇ります

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朝日をみて、ジョグジャカルタの自然を目一杯に感じた後は、用意されている食事を頂きます。
到着したころには既にドーナッツやパン、サンドイッチ、フルーツの準備は進んでおり、後はメインの料理を注文すると注文後に作ってくれるので、温かい出来立ての料理を食べることが出来ます。
メイン料理はナシゴレン、ミーゴレン、ソトアヤムから選ぶことが出来ます。
私はミーゴレンを選びました。
ミーゴレンのプレートにはアヤムゴレンも乗っていて、とてもうれしい、ボリューム満点のプレートになっていました。
準備されていたドーナッツやサンドウィッチもいただき、サンライズを見ながらの朝食は素晴らしい体験となりました。

朝日をバックに朝食が並びます

メイン料理はインドネシア料理を選ぶことが出来ます

朝日に照らされる山々を眺めながらのブレックファストは最高です

雲が無ければ、この方角にはボロブドゥール寺院が見えました

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プラタランシャイレンドラでの朝食を終えると、この後は次の目的地、ブロモに向けて出発します。

ジョグジャカルタの次に私たちが向かうのはジャワ西部にあるブロモ山です。
ブロモ山へ向かうため、まずはインドネシア第2の都市と呼ばれるスラバヤへ電車で向かいます。ジョグジャカルタとスラバヤをつなぐ直行便は現在のところ運航していないので、ジョグジャカルタからスラバヤへ向かうには、電車での移動が必要になってきます。

ジョグジャカルタ~スラバヤ間は電車で4時間の距離

ジョグジャカルタの駅には“KAI”の文字が

ジョグジャカルタの駅は白を基調とした駅舎

駅構内にはチェックイン端末が並びます

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今回のジョグジャカルタ~スラバヤ間の電車移動では、インドネシアの国営鉄道である、“Kereta Api Indonesia(通称:KAI)”を利用します。
電車に乗るため、まずはホテルからジョグジャカルタの駅まで向かいます。
ジョグジャカルタの中心部に駅はあります。
私たちのような外国からの観光客の場合はゲートを通過する際にパスポートが必要になってきます。
無事ゲートを通過して向かったのは、駅のホームにあるラウンジ。
今回私たちが利用した電車の等級は“Panoramic(パノラミック)”の等級で、今回利用する列車の中で一番上の等級になります。
上級の等級を利用するお客様は列車が来るまでの間、ラウンジにて待つことが出来ます。
列車の出発時刻が近づいてきたので、ラウンジからホームへ向かいます。

高い等級を利用する方はラウンジが無料で使える

ラウンジの中には軽食の準備もあります

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今回利用したパノラミックの列車は窓が大きく、パノラマビューを楽しむことが出来ます。
席も一つ一つが広く、景色を楽しみながら、快適な列車の旅を楽しむことが出来ました。
列車の出発がちょうど昼時だったという事もあり、プラタランさんにランチボックスを用意して頂きました。また、電車の方でもランチボックスが用意されていたので、お弁当2つ状態に。しかしながら、どちらのランチボックスも入っているものが違って2つともおいしくいただくことが出来ました。

パノラミックは天井にも窓がついています

シートピッチは余裕のあるつくりになっています

プラタランのランチボックス。中にはアヤムゴレンや野菜炒め、サンバルが入っています

列車のランチボックス。左上には牛肉を使ったインドネシア料理である「ルンダン」が入っています

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ジョグジャカルタからスラバヤは電車で4時間になります。
ジャワの中部から西部までを一気に駆け抜ける中で、田んぼやモスク、大きなショッピングモールなど、変化する車窓の景色がとても楽しかったです。
また、この日は朝3時に起きたという事もあり、広い席でゆっくりとくつろいでいると4時間の電車移動はあっという間に終わってしました。

到着したのはインドネシア第2の都市スラバヤです。
スラバヤはジャカルタのように高いビルがたくさんあるような都市ではありませんが、
近代的な大きいショッピングモールがいくつか点在していたり、スラバヤ動物園という大きな動物園があったりと、観光としても楽しめるほか、
歴史的にみると、インドネシア独立戦争の発端となったスラバヤの戦いの地であることや、
インドネシア初代大統領スカルノの生まれ故郷であることから、
インドネシアの中でもメジャーな都市の一つです。

しかし今回の旅の目的地はスラバヤではなく、スラバヤから南へ進んだところにあるブロモ山です。スラバヤの駅にてプラタランブロモの車に乗り、そして、まずは今回宿泊するプラタランブロモへ向かいます。

車窓からは巨大なモスクが見えることも

スラバヤも渋滞がすごかったため、結局ブロモまで2時間半ほどかかりました。
途中山道を登っていくのですが、山道に沿ってお店が並んでおり、山の中にも関わらず、賑わっているなと感じました。
ようやく今回のツアー最後のホテルであるプラタラン ブロモに到着です。
時刻は既に21:00前になっていました。

今回のツアー最大のアクティビティを翌日に控えた私たちは、だんだんと不安になっていきます。
なぜなら、翌日のホテルの出発時間が午前3時だからです。
そんな不安を抱えながらディナー会場へ向かいます。

しかし、お腹はとても空いています。
この日のディナーは火鍋を頂きました。
味はトムヤムクン風と、鳥がらの2種類で、どちらも温かく、とてもおいしかったです。
というのも、このプラタランブロモはなんと標高1400mのところにあるため、夜になると少し肌寒さを感じるようなロケーションで、温かい食べ物はこのロケーションにはぴったりでした。

という事で、ディナーを食べ、この長い一日は終了です。
明日はついに今回の目玉アクティビティであるブロモ山のサンライズツアーです。
朝3:00出発に備えて、この日は就寝します。