サテ(SATE)とは、肉を串に刺して炭火で焼き、濃厚なピーナッツソースをかけて食べる料理であり、インドネシアだけでなく東南アジア全般で広く親しまれている。
日本の焼き鳥に近いスタイルで、日本人にも非常に人気のあるインドネシア料理の一つである。
使用される肉はさまざまで、アヤム(鶏肉)やサピ(牛肉)のほか、カンビン(羊肉)も非常に人気がある。
さらに、バリ島ではバビ(豚肉)のサテも広く食べられている。
付け合わせとしては、キュウリやニンジンの漬物、そしてバナナの葉に包んで蒸したお米「ロントン」が添えられることが多い。
発祥はインドネシア・ジャカルタと言われているが、現在では東南アジア各国に広まり、それぞれの食文化と結びつくことで、独自のサテが生まれている。
航空会社が機内の軽食として提供することもあり、インドネシア、さらには東南アジアを代表する料理の一つである。
インドネシアではホテル内のレストランはもちろん、街中の「ワルン(屋台)」でもサテは人気のメニューであり、各地でサテのワルンを見ることができる。