ナシ クニン(Nasi Kuning)とは、ターメリックとココナッツミルクを使って炊き上げた、インドネシアの伝統的な米料理である。

米を意味する「ナシ(Nasi)」に、黄色を意味する「クニン(Kuning)」が合わさった「ナシ クニン」は、その名の通り「黄色い米」を意味する。日常の食事として親しまれるほか、祭事などのお祝いの際に食べられることも多い。これは、黄色がインドネシアでは幸運や富、栄光、繁栄を象徴する色であり、縁起の良い色として文化に根付いていることによる。

特に「トゥンペン」と呼ばれる、お祝いや儀式の際に用いられる伝統料理では、ナシ クニンを円錐形に盛り付け、その周囲にさまざまなおかずを添える。この円錐形は、天と地を結ぶ神聖な山を象徴しているとされ、インドネシアに古くから伝わる山岳信仰との結びつきが見られる。