ゴア・ガジャ遺跡(Goa Gajah)とは、ウブド中心地から車で約20分の場所に位置する遺跡であり、象の石彫が印象的な人気観光スポットの一つである。
この一帯は、9世紀~10世紀頃まで仏教の修行僧やヒンドゥー教の司祭が瞑想の場として使用していたとされており、11世紀頃に現在のゴア・ガジャを象徴する石造りの洞窟が造られたと考えられている。そのため、現在も洞窟内や周辺には仏教とヒンドゥー教の両方の影響を見ることができる。洞窟内部の壁面には、ヒンドゥー教や仏教に関係する動物や神々の彫刻が施されており、ヒンドゥー教の神であるガネーシャ像なども祀られている。
象が大きく口を開けたような洞窟の入口は、ゴア・ガジャ遺跡が「象の洞窟」と呼ばれる所以を感じさせる特徴的な造りである。芸術の村ウブドを象徴するような石彫文化が色濃く残っており、多くの観光客に人気のフォトスポットとなっている。
洞窟のほかにも庭園や沐浴場があり、神聖な雰囲気の中でウブドの自然を感じることができる遺跡である。