インドネシアのコモド島、リンチャ島に主に生息する爬虫綱有鱗目オオトカゲ科オオトカゲ属に分類される世界最大のトカゲ。
オスは最大体長3メートル・体重150kgに達し、その巨大な容姿と、肉食であるがゆえ、コモド ドラゴンという別名が付けられている。
口内には、神経毒液と抗凝固作用のある唾液を持つため、人間であっても、噛まれると、死んでしまう例も多くあるが、〈生きた恐竜〉という物珍しさから、世界中の動物園でも人気である。
野生では、人間の侵入により生息範囲が狭まり、気候変動の影響でさらに縮小する可能性が高いため、絶滅危惧種としてリストされていると同時に、インドネシアの法律でも保護をされており、1980年から、生息地を保護区として、コモド国立公園が設立された。
コモド国立公園に観光で訪れて、園内のコモド オオトカゲを観察する際には、必ずレンジャーが付き添うようになっている。