ランプヤン寺院は、バリ島東部・ランプヤン山の斜面に点在する寺院群。アグン山を正面に望む割れ門が「天空の門」として世界的に知られ、現在ではバリ島を代表する写真スポットのひとつとなっている。

しかし、一般に「ランプヤン寺院」として紹介されるこの場所は、山の下部に位置する〈プナタラン・アグン寺院〉。本来のランプヤン寺院はここだけではなく、山道を登った先にも寺院が点在し、最上部の〈ランプヤン・ルフール寺院〉へと続く、7つの寺院からなる聖地である。

最上部のランプヤン・ルフール寺院は、バリ・ヒンドゥー教において特に重要とされる「サッド・カヒャンガン」のひとつ。山を登りながら寺院を巡る道のりそのものが信仰の場となっており、観光客で賑わう「天空の門」の先には、ランプヤン本来の静かな聖地の姿が残されている。