タマン・ウジュン(Taman Ujung)とは、バリ島東部に位置するカランガッサム王国の離宮、及び史跡公園である。

1921年、カランガッサム王国の最後の王であるアナック・アグン・アングルラ・クトゥの命によって建設されたタマン・ウジュンは、もともと「Water Palace(水の王宮)」と呼ばれており、実際に王族が暮らしていた。しかしながら、1963年に発生したアグン山の噴火や、1975年に起きた地震によって王宮は壊滅的な被害を受けた。しばらくはそのままの状態であったが、その後修復作業が行われ、現在の史跡公園としての姿へと整備された。

建設当時、バリ、オランダ、中国の建築家が携わったことで、それぞれの国の建築様式が融合した特徴的な王宮が完成した。現在もなお、タマン・ウジュンではそれぞれの文化が融合した建築様式を見ることができる。

同じクトゥ王が建設を命じたティルタ・ガンガと同様に、タマン・ウジュンには大小さまざまな池があり、石像や池に浮かぶ離宮を楽しむことができる。また、丁寧に手入れがされた公園内は、観光客のみならず地元の人々にとっても憩いの場となっている。