JOURNAL - SIGHTSEEING

バリ島人気観光スポット タナロット寺院とタマンアユン寺院へ

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インドネシア・バリ島にはいくつもの人気観光スポットが存在します。今回はその中でも、バリ島を代表する寺院である「タマンアユン寺院」と「タナロット寺院」の2つを巡ります。

割れ門をくぐって公園内へ

丁寧に手入れされた芝生が映える

この門の向こう側に多重塔「メル」が建つ

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タマンアユンは「美しい庭」を表す

まずはタマンアユン寺院へ向かいます。タマンアユン寺院はバリ島全体の中でも中心に位置しており、山間部エリアであるウブドの中心部から車で約1時間10分のところにあります。この寺院は1634年にムングゥイ王国の王であるイ・グスティ・アグン・プトゥが王国の寺院、そして人々の礼拝の場として建立しました。タマンアユンとは「美しい庭」を表すバリ語です。美しい公園の名の通り、寺院の敷地内は丁寧に整えられた芝生や美しい花々、緑の美しい木々に囲まれており、観光客のみならず、地元の人々の憩いの場としても愛されているスポットです。公園内には地元の方が座ってくつろいでいたり、談笑していたりと落ち着いた雰囲気です。

敷地内の遊歩道を歩き進めていくと大きな門が。この門は「チャンディクルン」と呼ばれており、魔よけの門として知られています。この門の向こうにタマンアユン寺院を象徴する「メル」が並びます。「メル」とは、ヒンドゥー教世界の中心にそびえる聖なる山を表しており、古くからその山には神が宿ると信じられてきました。そのため、山の形を模した多重塔には神々が宿るとされ、非常に神聖な存在とされています。基本的に門の中へは信者以外の人が入ることは許されておらず、観光客はメルを囲む壁に沿って中を見学します。

大きさの異なるメルが連なる

高いものは11重にもなる

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大小様々なメルが織りなす荘厳な景観

門の外側を回りながら境内を望むと、豊かな緑に囲まれた中に、合計10基のメルが並ぶ姿が目に入ります。メルは大小さまざまで、3層のものから11層に及ぶものまで揃い、空に向かって美しくそびえ立っています。これほど多くの数と多様な種類のメルが集まる寺院は、バリ島内でも見る事は出来ません。メルと自然の調和した景観は「美しい庭」という名を冠するにふさわしいものです。

公園全体をお堀が囲む

メルの周辺には水路が巡らされている

タマンアユンのスバックを支えるサヤン川

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世界文化遺産にも登録された「スバック」の中核も担う

2012年に世界文化遺産に登録された「トリ・ヒタ・カラナ哲学に基づくスバック灌漑システム」の中にはタマンアユン寺院も含まれています。

トリ・ヒタ・カラナ哲学とは、バリ・ヒンドゥーの考え方の一つです。数字の3を表す「トリ」、幸福を表す「ヒタ」、理由を表す「カラナ」が組み合わさった言葉で、日本語に訳すと「幸福のための3要素」と表せます。人間、神、自然の調和が幸福になるためには必要不可欠という考え方で、特に山に囲まれた地域では重要視されています。この考えに基づくのが「スバック」と呼ばれる灌漑システムです。スバックとはバリ島で900年以上続く伝統的な水利組合のことです。今もなおバリ島ではスバックが結成されており、その数なんと約1,200に及ぶとされています。

「流水の分配」という意味を持つ名の通り、スバックは限られた水の中で、その資源が公平にいきわたるよう、井堰にたまった水をそれぞれの田んぼに分配します。バリ島を代表する棚田である「ジャティルイ」はこのスバックを利用してそれぞれの田んぼに水を分配し、美しい棚田を作り上げました。このタマンアユンもスバックの灌漑施設の一つであり、そのため2012年の世界文化遺産に登録されています。

公園の周辺はお堀で囲まれており、周辺に貯水されているほか、メルの建つ境内を含め、公園内には水路が張り巡らされています。寺院として美しいメルを見ることが出来ると同時に、インドネシアを代表する伝統的なスバックをの一部を目にすることが出来ます。

公園内には資料館もある

タマンアユンのジオラマ模型

短いフィルムでタマンアユンの歴史を振り返ることが出来る。

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また、タマンアユンの公園内には、タマンアユンの歴史を辿る資料館や、10分ほどのフィルムを映すシアターもあります。タマンアユン寺院を建立したムングゥイ王国の歴史や、今もなお続くタマンアユン寺院にて取り行われている儀式の様子などを写真、絵画を通してみることが出来ます。

公園全体が落ち着いた雰囲気で、とてもきれいなので、ゆっくりと歩いて回られるのがおすすめです。

タマンアユン寺院
(Taman Ayung Temple)

Jl. Ayodya No.10, Mengwi, Kec. Mengwi, Kabupaten Badung, Bali 80351 Indonesia

デンパサール・ングラ ライ国際空港より車で約1時間20分、ウブド中心地より車で約40分

DTWとは観光地の意味

どこまでも果てしなく続く水平線

日本のJICAが海岸の保全事業を行ったことを示す展示も

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夕日の名所・タナロット寺院へ

タマンアユン寺院を後にして、次は夕日の名所であるタナロット寺院へ向かいます。

タナロット寺院はバリ島の西側に位置し、ビーチクラブで有名なチャングーよりもさらに北へ進んだ場所にあります。バリ島の西海岸はインド洋に沈む夕日を望めることで知られており、サンセットタイムには多くの人で賑わいます。中でもタナロット寺院は屈指のサンセットスポットとして非常に人気が高く、夕日の鑑賞を目的とする場合は、周辺の混雑も考慮し、時間に余裕をもってスケジュールを立てることをおすすめします。

タナロット寺院は、16世紀頃に高僧ニラルタによって建立されたとされています。彼がこの岩場を見つけた際に、この岩場を神聖なものとみなし、海の神を祀る寺院の建設を進めました。今もなおタナロット寺院はヒンドゥー教徒にとって中心的な存在であり、クニンガンやカルンガンといったバリ・ヒンドゥーの祝祭日には儀式が執り行われます。なお、ニラルタはバリ島におけるヒンドゥー教の再構築に努めたとされており、バリ島・ウルワツ寺院には彼の銅像が建っています。

タナロット寺院の駐車場から移動すると果てしなく続くインド洋を見渡せるところまで来ました。バリ島の景色の中でも、この水平線は感動的な景色の一つです。目の前に広がった瞬間に自然の力を全身で感じ取ることが出来ます。

また、公園内には、日本のJICAがタナロット寺院周辺の海岸保全事業を行ったことを示す展示もあります。この海岸の岩場では激しい荒波による浸食がすすみ、岩場が崩壊の危機に瀕していました。そこでJICA協力のもと、2000年~2003年の間海岸の保全工事を行い、タナロット寺院の景観を損なわず、今もなおインド洋の荒波から寺院を守っています。

海に浮かぶタナロット寺院

少し離れたところに浮かぶ

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時間によって異なる姿を見せるタナロット寺院

タナロット寺院は干潮時と満潮時で異なった姿を見せます。私が訪れたのは満潮~干潮の間でした。干潮時には、岩が露出するため、陸地から岩伝いに歩いてタナロット寺院のある岩場まで近づくことができます。満潮時には周辺の岩は隠れ、まるで海の上にタナロット寺院が浮かんでいるように見えます。

高台には辺りが見渡せるレストランが。

駐車場へ向かう道には土産屋や飲食店が並ぶ。

ガムランの演奏や民族舞踊が披露される「Bale Gong(バレ ゴン)」)」

バレ ゴンの中にはステージがある

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タナロット寺院での様々な楽しみ方

タナロット寺院の敷地内には、レストランや土産店が点在しています。特に、海沿いの高台に位置するレストランからは、サンセットの絶景を楽しむことができ、夕暮れ時には多くの観光客で賑わいます。土産店やレストランの並びも、散策の楽しみを一層豊かにしてくれます。

また、ガムランの演奏やバリの伝統的な舞踊が演じられるための「Bale Gong(バレ ゴン)」と呼ばれる建物もあります。中にはバリヒンドゥーらしい装飾が施されたステージもあり、現地の方がなかでくつろいでいる姿も目にすることが出来ました。

タマンアユン寺院、タナロット寺院ともに、現地の方がゆっくりと休んだり、公園内を散策している姿を見ると、観光地としてたくさんの観光客が訪れる場所ですが、現地の方々にとっては信仰の中心としての大切な場所であることを改めて感じました。

タナロット寺院
(Tanah Lot Temple)

Beraban, Kediri, Tabanan Regency, Bali 82121 Indonesia

デンパサール・ングラ ライ国際空港より車で約1時間40分、ウブド中心地より車で約1時間20分

この2つの寺院へはGOHのオプショナルツアーで

世界遺産にも登録されたタマンアユン寺院と、夕日の名所タナロットを巡るツアーは、弊社GOHのオプショナルツアーとして催行しております。特にバリ島に始めて訪れる方や、まだタナロット寺院やタマンアユン寺院へ行ったことが無い方に大変おすすめです。また、午後から開始のツアーとなりますので、午前中はごゆっくりお過ごしいただけます。

さらに夕食付きのプランもございますので、タナロット寺院で夕日を鑑賞し、お帰りはぜひGOHおすすめのレストランにてディナーを召し上がってください。
バリ島の観光地としては欠かせないこの2つの寺院のオプショナルツアーへ是非お申し込みください!

※オプショナルツアーのみのお申し込みは受け付けておりません。
お申し込みは、GOH主催商品、ランドパックにてご参加の場合となります。

目の前には棚田が広がるロケーション

サテ付きのナシゴレン

ピーナッツソースのたっぷりかかったサテアヤム

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最後はタナロット寺院近くのレストラン「ベベック サリ ウマ」でランチ

ツアーには含まれていませんが、タナロット寺院からの帰り道に、寺院近くにある「ベベック サリ ウマ」というレストランでランチをいただきました。
オープンテラスの席からは、丁寧に手入れされた庭園や棚田を望むことができ、開放感のある素敵なレストランです。

私は、鶏肉の串焼きである「サテアヤム(Rp85,000)」と、インドネシア料理の中でも特に人気の高い「ナシゴレン(Rp95,000)」を注文しました。
甘いピーナッツソースがたっぷりとかかったサテアヤムは、ご飯が進む味わいでとても美味しく、ナシゴレンも野菜が豊富で、味付けもしっかりしており大変美味しかったです。さらに、ナシゴレンにはサテアヤムが2本付いてくるのも嬉しいポイントでした。

景色と料理の両方を存分に堪能することができました。

ベベック サリ ウマ
(Bebek Sari Uma)

Jl. Tanah Lot, Beraban, Kec. Kediri, Kabupaten Tabanan, Bali, Indonesia 82121

タナロット寺院から車で約5分

バリで最も美しい寺院と称されるタマンアユン寺院、そして夕日の名所であるタナロット寺院を巡り、バリ島の文化に触れるとともに、その雄大な自然に圧倒される、非常に満足度の高いツアーでした。
バリ島を訪れる機会があれば、ぜひ立ち寄ってみてください。