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ジャカルタ、ジョグジャカルタ、ブロモ研修体験記 #7〈ブロモ山サンライズツアー〉

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2025年5月30日~6月5日にかけてプラタラン×ガルーダ・インドネシア航空ジョグジャカルタ&ブロモメディアツアーへ参加してきました。 今回は、このツアーの目玉アクティビティであるブロモ山のサンライズツアーの様子をお届けします。

今回のツアーの目玉はブロモ山のサンライズツアー

午前2時。まだまだ外は暗い中、私は常夏の国インドネシアには似つかわしくない、ウィンドブレーカーに着替えます。

今日はついに今回の目玉アクティビティであるブロモサンライズツアーの日です。
ブロモ山とはインドネシア・ジャワ島東部のマランという町の近くにある標高2,329mの火山で、
インドネシアの中でも人気ま観光スポットの一つです。
ブロモ山の周辺は、「ブロモ・テンゲール・スメル山脈国立公園」として、保護されています。
ブロモ山周辺は気温が一気に下がるため、インドネシアの中では珍しい防寒具必須の観光地です。

ブロモ山の楽しみ方はたくさんあります。
今回我々はブロモ山近くの展望台からブロモ山の景色と朝日を望みましたが、
その他にもブロモ山のカルデラの近くまで行き、火口を見ることもできます。
今回私たちが宿泊したプラタランブロモでは、ブロモ山のサンライズ鑑賞、ブロモ高原でのピクニックブレックファスト、
ブロモのカルデラ観光、ルフールポテン寺院観光がセットになっているアクティビティもあり、
ブロモの自然を余すことなく楽しむことが出来ます。

ロビーへ集合して、ふと空を見上げると、満天の星空が。
あたりには高い建物もなく、空には無数の星が浮かび、出発前から気分を高揚させてくれます。

いよいよジープへ乗り込みます。プラタランブロモがあるのは標高1400mあたりのところで、
ブロモ山は標高約2400mのところにあるので、朝日を見る高台までジープに乗ってひたすら山道を駆け上ります。

東部ジャワに位置するブロモ山。ブロモ山周辺は自然保護区として保護されています。

午前3時。ホテルからは満天の星空が見えました。

今回利用したジープ。後部座席はシートが縦に並びます。

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この日は2時に起床したということもあり、かなり眠気があったのでうとうとしましたが、
ジープは勢いよく山を駆け上がっていくので、曲がるときにはものすごい遠心力を感じます。
少しうとうとすると気づいたときには席から放り投げられてしまうので、油断禁物です。
展望台へ向けて山を登っていくと、道の両脇にお店が並びはじめます。

ブロモ山はインドネシアの中でも非常に人気な観光スポットで、
観光客は山の麓や、遠いところだとスラバヤの方から朝日を見るために展望台を目指して山道を登っていきます。
そのため、休憩所の意味も込めて山道には様々なお店や屋台が並んでいます。
売っているものもニット帽やダウンジャケット、マフラーといった、都市部ではなかなか目にすることのないものばかり。
また、食べ物も並んでおり、特にインドネシアの名物である「バクソ(牛肉を使った肉団子が入ったスープ)」は
冷えた体にぴったりで、多くの人が食べているのを目にすることが出来ました。

インドネシアの伝統的な屋台「ワルン」も並びます。

高台付近は多くの人で賑わっています。

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山々の集合体が織りなす絶景

今回我々が向かった展望台は「Prau Hill(プラウヒル)」。標高2700mのところにあります。
ブロモ山を下に眺めながら朝日を望むことのできるこの展望台は非常に人気のスポットです。

展望台はブロモ山周辺にいくつかありますが、人気のポイントは日の出の時間よりもずっと前に混雑するので、
場合によっては、少し低いところにあるポイントから朝日を眺める場合もあります。
プラタランブロモのサンライズツアーでは一番良いスポットで朝日を見られるように、
出発時間を調整してくれます。
また、ホテルが展望台から比較的近いところにあることから、
他の観光客の方よりも少し遅めに出発しても人気の展望台へ行くことが出来ます。
改めてブロモ山観光にはぴったりのホテルだという事を感じました。

無事展望台に到着すると、辺りはまだ真っ暗です。
夜空に浮かぶ星や月の光に照らされながら、朝日が昇るのを今か今かと待ち続けます。
待ち続けること2時間、朝日が徐々に顔を出し始め、だんだんと辺りが明るくなっていきます。
朝日に照らされながら、ブロモ山がだんだんと姿を現し始めます。

一口に「ブロモ山」といっても、その周辺には大小様々な形の山々が集合しています。
それぞれの山が集まって織りなす景色はまさに別世界。
ヒンドゥー教の火の神が祀られているこのブロモ山は、神の住処として神聖な雰囲気を感じさせます。
まるで海のように広がる砂の上に浮かぶ山々にきれいな空。そして我々を照らす朝日。
これこそまさに「死ぬまでに見たい絶景」です。

マランの街を見渡せる展望台。

遠くの空が徐々に色づいていきます。

雲海が美しい。

煙を吐いているのがブロモ山、手前の特徴的な山がバトク山、後ろで頭を覗かせるのがスメル山。まさに別世界です。

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ブロモの大自然を感じながらのピクニックブレックファスト

一通り写真を撮り終え、高台からジープに戻り、次に待っているのは山に囲まれた中での
ピクニックブレックファストです。
さっきまで上から眺めていた砂の海をジープで突き進んでいきます。
まるで別世界の中に飛び込んでいったような感覚です。
ジープに乗っていくと、山の斜面に沿った草原のところにポツンとテーブルが置かれています。
近づいてみると、テーブルのそばでは、ホテルのスタッフの皆さんが朝食の準備をしてくださっています。
テーブルにはおいしそうなパン、サンドイッチ、キッシュ、サラダが並んでいます。
辺りを見回しても、私たちしかいません。
普段の忙しく、人であふれた街と比べて、辺りには誰もいない、大自然の中で過ごす時間は特別です。
席について少し待っていると、ホテルの方々が出来立てのオムレツ、ソーセージ、バクソを持ってきてくれました。
標高が高いこともあり、肌寒い中で、温かい食べ物は瞬く間に全身を駆け巡り、幸せでいっぱいの気持ちになります。
ゆったりとした時間を過ごし、幸せな気持ちに包まれた私たちはジープに乗ってホテルに戻りました。

ジープがさらにツアーの高揚感を高めてくれます。

「砂の海」の上をジープが力強く走ります。

天気にも恵まれ、絶好のロケーションです。

大草原の中にセッティングされたテーブルがポツンと佇んでいました

目に写る景色も、最高の「おかず」です。

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このツアーを通して感じたのは、プラタランブロモのスタッフの皆さんのホスピタリティの高さです。
朝早くの出発に合わせて、パンやジュースを準備してくれたり、より眺めの良い高台へ案内してくれたり、
私たちが朝食会場に到着する頃には先回りしてテーブルのセットアップ、朝食の準備をしてくれました。
私たちが最大限ツアーを楽しめるように、見えないところで沢山のスタッフの方々が準備をしてくれていました。

ブロモの素晴らしい景色ともに、プラタランチームのホスピタリティの高さも一緒に感じて頂きたいです。
ブロモ山観光にはぜひプラタランブロモをご利用ください。

次回は今回宿泊したプラタランブロモの紹介です。